目的を見失う

目的を見失う

美容室で働いていて辞めたい、と考えるようになるのは本来の目的を見失ってしまう、というタイミングだと思うんですね。そもそもきつい上下関係であっても、それが自分の為にになっている、辛いけれども全てスタイリストデビューするためなのだ、と思えるうちはまだ大丈夫だ、と言えるでしょう。問題なのはその本来の目的を達成する事よりも今目の前位なる苦痛から逃れる事しか考えられなくなった時だと思うのです。先輩に起こられるから練習する、逆らうと怒られるから何も言えない、とすべてが上下関係の厳しさを旨くやるためだけに思考回路が働くようになってしまうと、スタイリストデビューしたい、と言う元々持っていた目標がかすんでいってしまいます。よく先輩美容師が言うには、後輩が「辞めたい」と相談してくる時には既に引き止める余地が無いぐらいの精神状態になっている事が多いと言います。仕事中や練習中に考えている事がほとんど「いつ辞めたいと切り出すか」「どう言えば辞めさせてもらうか」という事である、というアシスタントもいるようです。そういう状況になる前に、何が苦痛なのか、その状況で自分のモチベーションと保つにはどうしたら良いのか、という事を相談したり考えなくてはいけませんね。美容師は離職率が高い事で有名ですが、その美容師が辞めてしまう理由と言うのは、大きく分けると二つです。一つは肉体的疲労、もう一つは精神的疲労です。この分類は他の職場でも当てはまることかもしれませんが、美容師の中での特徴は精神的苦痛を訴える人が断然多い、という事ではないでしょうか。そしてその精神的苦痛の中でも仕事そのものに対する苦痛ではなく人間関係からくる苦痛を訴えて辞めていく人が多い、という事が美容室では言えるでしょう。それは縦の関係があまりにもはっきりしている事が一つの原因でもありますが、もう一つは美容室と言う場所の多くは10数名のスタッフでやっていて、一般的な企業よりはかなり人数が少ない空間で仕事をしている、という事もあるのではないでしょうか。また部署が幾つかに分かれていて嫌いな人であっても顔を合わさずに済む、という事はまずありません。皆が同じお店の空間にいて、バックヤードもさほど広くは無い美容室においては、嫌いだ、苦手だ、と思う人と一日中同じ空間に居なくてはならない、という事があります。この事は意外と大きな原因になっているのではないか、と思われます。10数人と言えば、2・3のグループに分かれる事も難しい人数です。常に苦手な人も含めたスタッフ全員で一丸となることを求められることが多いのも人によっては苦痛だと思われます。美容院 ヘアサロン 綱島駅 人気